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女子長距離走選手のコンデションに関する調査の結果:不調の実態を把握して対策を考える

2024年2月5日

競技力の向上には、質の高いトレーニングの継続が必要です。しかし、近年、不適切な食事制限等による心身の不調が懸念されています。本報告は、選手のコンデションの実態の把握を目的として第40回都道府県対抗女子駅伝出場選手を対象に実施した調査の結果について、回答を得た320名を発育発達段階(3段階:中学生81名と高校生141名、高校卒以上98名)に分類して示しています。なお、調査結果の詳細は、別途報告書を参照ください。

本文

女子長距離走選手のコンデションに関する調査の結果:不調の実態を把握して対策を考える

指導者やコーチ、トレーナーの知識や指導方針、またトレーニングの現場における指導やサポートは選手に多大な影響を及ぼします。近年では医学、栄養学等、専門分野から選手の競技力を支える理論が蓄積され、また、医師、栄養士などの専門家のサポートや連携も可能になりつつあります。

誰のために、何を目的として競技をしているのかー。選手自身はもとより、指導者、サポートする人、また専門家がそれぞれ、また一体となって選手の現状と将来について今一度考えてみる必要があります。

本調査の結果がその一助になれば幸いです。

報告書(外部リンク)

学会プロジェクト報告

発育発達期から成人期までの女性ランナーの不調の実態:第40回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会出場選手を対象に

ランニング学研究第34巻1・2号より

 

女性ランナーのコンデションに関するプロジェクト

代表

河合 美香(龍谷大学)

プロジェクトメンバー

井筒 紫乃(日本女子体育大学)
楳村 史織(京都第二赤十字病院)
須永 美歌子(日本体育大学)
伊藤 静夫(東京マラソン財団)
川原 貴(女性アスリート健康支援委員会)
佐藤 光子(大阪教育大学)
澤井 朱美(日本女子体育大学)
高橋 早苗(開智国際大学)
藤牧 利昭(ランニング学会)
松生 香里(川崎医療福祉大学)
宮本 由記(ココカラウィメンズクリニック)
山中 美和子(ダイハツ女子陸上部)
佐藤 光子(大阪教育大学)

協力

日本陸上競技連盟医事委員会