2013年度第2回指導員養成講習会(第2次案内)
2013年12月26日
第2回講習会の参加申込の受付を開始しました。参加を希望される方は2014年1月20日(月)までにお申し込みください。
書籍のご紹介
山地啓司著『こころとからだを知る心拍数』(杏林書院)
2013年12月24日
心拍反応の原理原則に基づいて、ランニングや運動処方、リハビリ等々のための心拍数の有効な使いかたを解説した本『こころとからだを知る心拍数』山地啓司著(杏林書院)を書きましたので、参考にしてください。
走りながら考えた。「走る速さ(ペース)や、きつくなった時「もっと頑張ろう」とか「いやもう止めよう」とかを決めるのは何なのであろう?」と。例えば、マラソンの走り始めのスピードはどんなにして決めるのだろうか。
多分、練習で大脳にインプットされたベストな記録がでるスピードをその日の気象条件やコース特性等から総合的に、しかも直感的に大脳(こころ)で判断しているのであろう。
また、レース後半で疲れても頑張ろうとする意欲(こころ)や頑張れる体力(からだ)はどこから生まれ、最終的にはどこで決定されるのであろうか。恐らく、脚筋の疲労(乳酸濃度、pH、酵素活性等)や心肺(心拍数等)の苦痛の情報が無意識的に逐一大脳に送られ、こころとからだの葛藤の末最終的にはこころが判断するのであろう。からだの“きつさ”を表す心拍数にはこころとの間に“心身一如”の関係が成り立っている。
スウェーデンの心理・生理学者のボルグ博士は、「心拍数を高める要因は、1つが階段を上る時、もう1つが美しい女性に遭遇した時、である」と述べている。すなわち、前者は心拍数が運動強度に左右されることを、後者は心拍数が喜怒哀楽等のこころの状態を映し出す鏡であることを暗に指摘した言葉である。
今 科学技術が進歩し、ストップウオッチ、代謝量測定、GPS等の機能を内蔵した腕時計式の心拍計や脈拍計が市販され、心拍数の測定が容易になり精度も一段と高まった。心拍数を知ることによってランニング中の強度を正確に把握し、心拍変動から体内の疲労の程度を正確の知ることができる。
さらに、その客観的強度と1km当たりのスプリットタイムや、日ごろの体調や疲労度からオーバートレーニングを未然に防いだり、中高年者や子どもの体力に応じた適切な運動強度を設定し効果的な体力向上、あるいはからだの変調を知ることもできるようになった。
このようなことを理解し活用することにより効果的な練習や、大会への臨むことができると考える。
ランニング学会 顧問 山地啓司
《同書の概要》 | |
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1章 | 心拍数発生と調整機構 |
2章 | 心拍数(脈拍数)を測る |
3章 | 心拍反応の特性 |
4章 | 運動の強度を知る |
5章 | 体力を測る |
6章 | エネルギー消費量を推定する |
7章 | 運動を処方する |
8章 | 心拍反応を変える因子 |
9章 | 心拍数の揺らぎ現象 |
10章 | 生体のリズムと心拍数 |
11章 | 精神的ストレスと心拍数 |
12章 | 子どもの生活習慣の現状と心拍数を用いた授業の展開例 |
13章 | 補章 |
2013年度第2回指導員養成講習会(第1次案内)
2013年12月17日
本年度2回目のランニング学会認定指導員養成講習会を、2014年2月1日(土)、2日(日)に大阪体育大学アネックス(JR大阪駅から地下鉄で1駅)で開催します。詳細は、近日中にお知らせします。
早稲田大学「創設10周年記念シンポジウム」
2013年10月9日
早稲田大学スポーツ科学学術院が、今年創設10周年を迎え、2013年11月2日に「創設10周年記念シンポジウム」を開催することとなりましたので、お知らせします。
ジョギング・ランニングを行う際のセルフチェック
2013年10月2日
日本陸連が「市民マラソン安全10カ条」を作成しました。スポーツの秋、ランニングの秋です。楽しく安全にランニングするためにセルフチェックしてみてはいかがでしょうか。詳しくはセルフチェックのページへ。
2013年度助成研究募集開始
2013年9月4日
2013年度のランニング学研究基金の募集を開始いたします。募集要項をご確認の上、下記へ申請用紙をお送り下さい。
締 切 2013年10月10日(当日消印有効)
応募先 可能な限りメールにてご応募ください
メール:fund@e-running.net(アドレスに注意してください)
郵送:〒305-8574 つくば市天王台1-1-1 筑波大学体育系 鍋倉研究室内
ランニング学会事務局 助成研究担当者 宛
申請用紙 助成研究のページよりダウンロードしてください
応募資格 ランニング学会会員(ただし、本年8月以降の入会者を除く)
書籍のご紹介
2013年8月30日
本学会初代会長で、現顧問の山地啓司先生が、杏林書院から『こころとからだを知る心拍数』を発刊しましたのでお知らせします。ご承知の通り、山地先生は、我が国の心拍数研究の第一人者です。
指導員養成講習会(第2次案内)
2013年7月28日
東京地区の講習会を10月5日(土)、6日(日)に日本女子体育大学で開催する方向で準備を進めています。
募集要項は、昨年と同様になる見込みですが、近日中に決定します。
変更があった場合や新たに確定した内容があれば、随時お知らせします。
第4回 日本学術振興会 育志賞受賞候補者の推薦について
2013年6月6日
日本学術振興会から、受賞候補者の推薦依頼があります。
該当者は、自薦、他薦を問わず、ランニング学会事務局(office@e-running.net)にご連絡ください。詳細は 別紙参照。
日本学術会議における公開シンポジウムの開催(ご案内)
2013年5月17日
日本学術会議が主催するシンポジウムをご紹介致します。藤牧理事長のおすすめは「ロコモティブ・シンドローム」です。外部リンク:http://www.scj.go.jp/ja/event/index.html
総会の議事録等の掲載
2013年3月31日
第25回ランニング学会大会が無事終了しました。会期中に行われた総会の議事録を掲載します。なお、推薦、審査を経て認定されたランニング指導者(員)のリストも掲載しました。
「トレイルランinつくば」のお知らせ
2013年2月22日
ランニング学会が運営するアミノバリューランニングクラブ(AVRC)で、トレイルランの講習会を開催します。ランニング学会員の方の参加も歓迎いたします。
http://www.avrc.jp/index2.html
申込多数の場合は、AVRC会員が優先となります。ご了承ください。
第25回大会プログラムの一部変更について
2013年2月3日
講演予定のマーラ・ヤマウチさんは、英国外務省に復職することになりましたので、来日出来なくなりました。その時間は、国内からの招待講演ということで、野口みずきさんを育てた藤田信之氏の講演になります。
ランニング学会の見解(再掲)
2013年1月14日
旧HPにて公開しておりましたランニング学会の見解 マラソンレース中の適切な水分補給についてのリンクが切れていたため、再掲します。修正した箇所もございますのでトピックスのページからご確認下さい。